協会設立への思い

急速な高齢化に伴い疾病構造は変化し、生活習慣病の発症予防・重症化防止が我が国の大きな課題となっています。
このような中、平成20年から医療保険者に特定健診・特定保健指導の実施が義務付けられるなど、国をあげて生活習慣病対策が推進されています。
中でも特定保健指導をはじめとする保健指導に対しては、改善効果につながるアウトプット、アウトカム効果の向上に大きな期待が寄せられているものと存じます。

一方、保健指導現場では、これまでも医療保険者からの委託による保健指導事業者の取組みが多くみられていました。
今後、国全体の実施率向上が望まれる中、保健指導事業者の役割はさらに大きくなるものと考えます。
しかしながら、これまで保健指導事業者間の連携はなく、専門職への教育やデータの活用、サービスの品質管理等に関して、各事業者が独自に行っている現状がみられます。

こういった背景を踏まえ、今般保健指導事業者による事業者団体「一般社団法人日本保健指導協会」を設立するに至りました。

本協会では、保健指導の質の維持向上、社会的認知の向上を目的として、保健指導サービスガイドラインの作成、保健指導に取り組む専門職人口の増加支援、専門職の教育支援、保健指導データの集計・分析によるエビデンスの構築、保健指導事業者間での情報共有、関係機関との連携等を推進したいと考えます。

また、本協会の会員については、保健指導事業者のみでなく医療保険者の方にも多く参加いただき、保健指導の効果的推進に役立てていきたいと考えます。

本協会の取組みを通じ、我が国が超高齢社会を迎えるにあたっての生活習慣病の発症・重症化予防、医療費適正化、健康寿命の延伸に寄与していきたいと強く思う次第であります。

代表理事 河原 章

ロゴマークについて

・「保健指導に携わる人の手」と「保健指導を受ける人」の手をイメージし、『利用者へ手を差し伸べ、一緒になり健康指導を行っていく』という想いを
また、中間に間をつくり配色しないことで、『健康づくりを行うことで、利用者の将来(人生)が何色でもなれる』という想いを伝えるデザインに託しました。


・上の赤色は太陽、下の青は海をイメージし、『健康づくりは、これからの人生を豊かにするための基盤となる』ということを伝えるカラー設定としました。

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